こんにちは。女医です。私は自分でいうのもなんですが、かなり多忙な毎日を過ごしています。
2人の子供もいるため、仕事に育児かなり大変です。
仕事を辞めたくなることありますか?とよく聞かれるのですが、「あります!!」定期的に仕事を辞めたいと思うことがあります。 でもそう思いながら10年…なんだかんだ仕事を続けています。
Instagramで知育系の投稿することが多いです。私のInstagramのアカウントはこちら。followしていただけると嬉しいです。
ブログは主に知育や遠く感じる女医の世界のことを書いています。
今日は、ワーママがしんどい、やめたいと思ったときの対処法について書きたいと思います。 最初に申し上げますと、私が仕事を辞めたいと思うことは…多々あります。
✔ 女医でも仕事・育児の両立は可能なのか
✔しんどいときはどのように乗るこえているのか
について書きたいと思います。
ワーママがしんどいと思う時間が増える理由
育児の両立が想像以上に大変すぎる
私は一人で自由を謳歌するのが好きなタイプ。しかし、子供が生まれてから自由に過ごせる時間はほぼないです。 休憩は、職場で休める1時間程度のみ‥。
後述するスケジュールを見てもほとんど自分時間がありません。
職場の1時間の休憩でブログを書いたりしています。なのでブログとInstagram更新の頻度はそんなに多くないのです(言い訳)
一人時間がほとんどないのは私にとってかなりしんどいです。
夫が育児に協力できない
私の夫は外科医なので、同じく多忙です。当直もあるので協力したくてもできません。もちろん、有給をとってもらえそうなところは有給をとってもらいますが、やはり子供の面倒は9割が私といったところです。
子どもの体調不良が想像の10倍大変
女医という職業上、休むことはできるのか気になると思いますが、結論から申しますと、「できません!!」なんとしても職場に穴をあけないように全力投球しなくてはいけない世界です。
しんどい、しんどすぎます。
しかも我が家はよく言う祖父母の協力が得られません(どちらも家が遠方のため)そのため、子供が風邪をひくと、超大変。年から年中子供の体調不良については気にしなくてはいけません。
風邪をひいてしまったらどうするか…
✔我が家は病児に登録(近所も含め4か所登録しています。それでも子供が多い地域なので予約が取れないことも)
✔病児が取れない場合は病児シッターを利用。こちらも我が家は3か所登録しています。24時間対応可能なサービスをしている会社にも登録しているので、年会費も合わせると利用料金はかなりのものです。
でも仕事を休むことは出来ないのです。遅刻にとどめるぐらいが限界です。
特に2019年以降、コロナ流行後からは、しんどさは倍になりました。コロナではないという医師の診断が必須になったからです。近所の小児科が遅くまでやってくれるので、とても助かっています。しかし、朝起きたら子供が発熱していた…なんてことも、、、私的にこれが一番最悪なパターンです。 その場合は、職場の小児科の先生に見せて、その後、シッターさんに来てもらう。など、とにかく子供の体調不調というのは私にとって、恐怖そのもの です。
それでも私の病院は手術がある日は抜けることが来ませんが、自分の業務(主に外来)が終了したら、事務に申請をして有給として帰宅することができます。
問題はあっという間に有給は消化される!!!ということです。
有給を消化してしまうと減給となります。 減給されることもあります…( ´∀` )
もはやなんのために働いていているんだろう‥。そう思うこともよくあります。
キャリアアップが難しくなる
医者の世界に限ったことではないですが、どうしても仕事にはキャリアという問題が出てきます。 医者の世界は特に先輩・後輩の上下関係が厳しい世界になり、自分が子育て・家事に追われている間に、後輩がすごく成長している、でも、自分の方が年上…という何とも言えない状況になることは多々あります。科にもよりますが、眼科は手術があるためあまり長期的に仕事を休むと復帰自体が難しくなることも。
多少の体調不良では休めない
私の総合病院はわりと医師の数はいますが、でも急な休みというのは許されません。どの医師も基本的に毎日業務で追われています。もしどうしても休むのであれば、半年以上前に申請し、さらに代わりの医師を見つけるほかないんです。
基本的に多少の体調不良は気合で乗り切る雰囲気です。(もちろん発熱などの症状があるときは別ですよ…他のかたに移してしまいますからね…)
仕事をなんとか終えて、さあ今日は家事をさぼって、はやめに寝よう!!!はできません。子供がいるため、子供の世話をしながら早めに寝るのは不可能。体調不良が改善するのも2倍かかるようになりました。
ワーママ女医のタイムスケジュール
普段、忙しいとはいえどんなタイムスケジュールを送っているのか、表にまとめてみました。
私に限ったことではなく、大体のワーママはこんな感じだと思うんですけど、とにかく、仕事が終わって一息つくなんてことはまずできず…むしろ仕事が終わってからが、本当の戦い開始といった感じです。
子供たちが寝たら、残っている家事に追われます。こんな毎日なのです。
本気で辞めたいときの私の対処法
さて、よく仕事を辞めたくなる女医ですが、辞めたくなる時はどのように対処していくか
私の対処方法を書いていきます。
仕事を続けた時のメリットデメリットを明確にする
仕事を続けることのメリットとしては、やはり経済的な安心ではないでしょうか。とはいえ、女医で、当直も免除されている私はそこまで給料が高いわけではありません。どうしても当直をしていただける先生のほうが優遇されます。私はそれは当たり前だと思いますし、女医ママが給料が安くても仕方がないと思っています。
詳しく書いた記事はこちらです。
デメリットとしては、①子供といる時間が短くなる ②自分時間の確保が短くなる の2点だと思います。
結局どちらがいいのか…それはこうやって決めています。
どちらが子供たちの前で笑顔でいられるか
どんなにいる時間が長くても母親が笑顔でいないのって、子供にとっては不幸なんです。私の実母の実家がお金があまりない家庭で育ちました。ですので、実母から「お金がないのは、やはりつらい」という話を何度も幼少期から聞かされているため、私の場合は「多少の忙しさがあってもお金があるほうが笑顔でいる時間が長い」と判断したため、多少のことがあっても仕事は辞めないつもりです。
仕事・育児、両方完璧は無理と割り切る
仕事も完璧にこなしたいですが、無理です。手術ももちろん週2回でやってはいますが、やはり同年代の男性医師と比べると、手術の件数も少ないですし、当直もしていないので、給料も安いです。
それでいて育児は完璧かと言われれば…むしろ送り迎えだけやっている感もあります。しょっちゅう保育園の提出物を出し忘れてしまい、連絡帳に書かれてしまったり…もう保育園の先生にはお世話になりすぎているため、頭が上がりません。
そう、つまり私は母親としても女医としても、どちらも中途半端!!!
しかし、それでいいのです!!!
母親は生きているだけで100点!子供の前で笑顔でいたら120点満点です。
職場に迷惑をかけているのは間違いない、感謝の気持ちを忘れない
これだけ職場に穴をあけないようにしている!薄給でも働いている!それでも迷惑をかけているのかといえば、私の場合は間違いなく、迷惑をかけています。
前述のとおり、自分の業務が終われば申請を出して帰宅するということを書きましたが、医師の場合は業務外でも救急外来から他の科の先生から相談されたり、居てほしいタイミングが無限に存在しています。それなのに私は子供の体調不良を理由に帰宅をしています。
なので、私は今働かせていただいている総合病院には感謝しています。 また今の勤務先に女医ママで子供の療育(3歳まで長男は療育に通っていました)があることを交渉してくださったり、いろいろと迷惑をかけた大学の医局の先生方には感謝しかないです。疲れることがあったり、仕事をしていると理不尽なことに腹がたつこともありますが、感謝の気持ちを思いだすようにしています。
手帳に今の悩みを書きだす
もう1つの方法として手帳に書きだすという方法があります。手帳にはもちろん悩みもかきますが、日々の感謝やちょっとした嬉しかったこと、達成したことも書いていきます。
私は昔からイラストが好きなのですが、手帳も大好きで、よほど忙しいときを除いて毎日書く習慣があります。
そこでのおススメが、
✔自分をほめることを書く。どんなに小さなこともで大丈夫。必ず自分をほめることが1日に1つぐらいあるはずです。私は、「今日も1日疲れたけど、息をしていた」とか、とにかく褒めることをみつけて手帳に記載してます。
✔自分の悩みを書く。今大きくみえる悩みも数年後にみたら、小さく見えるなんてよくある話です。私は、当時大きかった悩み(主に長男の成長が遅かったため毎日手帳に悩みを書いていました。)を書いていましたが、今みるとどれも小さいことばかり。つまり、数年後には違う大きな悩みにすり替わっているんです。
その他にも自分が読んで面白かった本のことや、気が付いたこと、とにかくどんどん記載していきますので、年々手帳は分厚くなります。
個人的にはこの方法はおすすめです。過去の自分の焦りをみて、自分自身の成長を感じたり、あのとき乗り越えたという達成感が味わえたりするからです。
自分時間確保のための、家事代行を使う
基本的にすごくお金があるわけでもないですので家事は自分でやることが多いですが、細かいところの掃除って自分だけでは難しいですよね、そういう部分も含め、どうしても疲れたというときは家事代行を頼んだりその場合は多少料金はかかりますが、プロの掃除の方に来てもらい掃除をしてもらっています。掃除をしている時間はフリータイムなので、私はブログを書いたりしています。お金はかかりますが、よい時間の使い方だと思っています。
働き方を変えてみる
総合病院に務めている先生のほとんどが当直の業務をしていたり、時間外の仕事を当たり前のようにこなしています。
今、当直が免除されていると書きましたが、もともとは当直ありで病院に復帰も考えていました。でも、自分の限界が来てしまったら元も子もないので、医局に初めから言っておきました。「私は体力がないので、当直のようなハードな仕事は戦力外です。どうしてもといわれてもお力になれません。」ここはハッキリ伝えました。また、今の総合病院に勤務が始まってからは、院長や事務長に面談を申し込み、医師とはいえ職場に迷惑をかける可能性もあるが、子供がいるため、子供の体調不良のときは有給を使い、帰宅することを許してほしいと直談判しました。当時どう思われたかはわかりませんが、とりあえずクビにはならず、そのままずっと働いています。男性医師と同じように働くのは無理とわかっていたので、最初から戦力外宣言をしていました。
自分時間の確保に全力投球する
このように本気で辞めたいなと思っても、すぐ辞めずに、メリットデメリットを考えたり、働き方を変えるようにしてみたりと思考錯誤してきました。
でもやっぱり問題になるのは、自分時間の確保!!!
どんなにマインドを変えたところで時間は平等でやっぱり足りないのです。
今度は自分時間の作るために全力でしていることを書きます。
家事を減らす!
我が家ですが、家事は本当に必要最低限しかしません。家電はフルに利用します。我が家にある家電ですが、ルンバ、ホットクック、乾燥機つきの洗濯機(15㎏用のものを使用し、2日に1回しか洗濯しません。)たまに2日に1回の洗濯で子供の洋服間に合うの!?という質問をうけることがありますが、たくさん服を買っておくのです。我々には西松屋、ユニクロ、GUという強い味方がたくさんいるのです。特に子供の服は学童や保育園にもストックとして置いておかなくてはいけないので、枚数が必要になってきます。でも迷わず購入します。
ありがとう!西松屋!!!!!
夕食は超かんたんなものを!
子供には新鮮な野菜で薄味で添加物なしで健康な食事を!!!!みたいなのよく見かけますが、我が家は無理です。スーパーの総菜もよく使いますし、冷凍食品も頻繁に食卓に並びます。
朝からパン(小麦粉)を食べると、頭の回転が悪くなるみたいな記事を読んだことがあり、私も気になってはいますが、主人も私もパンは小さい頃からよく食べていました。また、主人の家庭は、お母さんがズボラでしたので、菓子パン1個が朝ごはんみたいなこともあったみたいです。
でも主人は、頭めちゃめちゃいいですよ(全国模試70以上)
と、・・・自分に都合のいい情報を信じています。
宅配でを済ませる日を作る!
どうしても疲れた時は宅配にしています。週2回ぐらい夕ご飯が宅配になることも…宅配は外食と同じで味が濃いためおいしく感じるようです。子供たちも宅配の時は大喜びです。 宅配はもはやご褒美と同じ感覚のため、宅配だとわかると積極的に宿題をやったり、ドリルをやったり…( *´艸`)我が家の宅配は子供たちにとってもご褒美の一環です。
それでもしんどい時はどう考える?
考え方を変えてみる
いろいろと書いてきましたが、それでもしんどいことってありますよね。そのときは、考え方をかえるようにしています。私は昔から読書が好きなのでよく読書をするのですが、スピリチュアルな本もよく読むんですね(;’∀’) そのスピリチュアルの本の中で、こんなことが書いてあるんです。
「基本的に私たちは地球に遊びにきていて、こういう苦労することも、あの世で自分で決めてきたこと」と。
つまり、私は子供が2人いますし、医師という仕事をして毎日忙しくて、辛い時もありますが、これは私が自分で決めて生まれたみたいなんです。(スピリチュアル苦手な方すみません‥‥)なので、もしかしたら、私はあの世でこの記事を書くことを決めていたのかもしれないですし、さらにこの記事を読んでくださっている方も、女医のブログを見に来るとあの世で決めてきたことなのかもしれません…。
そう、つまり人生というのは、自分で書いたストーリーを楽しんでいるだけという考えもあるんです。
ちょっと気になった方はこの本を読んでみていただけるとよいと思います。
医療機関を受診してみる
それでも難しかったり、気分が落ち込んだりする場合は私は迷わず精神科を受診するべきだと思います。私にも精神科のお友達がいるのでよくお話をするのですが、最近は明らかに女性への負担が増えていると言っていました。家事育児も女性がという家庭も多いので、精神面で心配になる人もいる。眠れなかったり、なにをしても気分が落ち込んだ場合は精神科受診がよいと精神科の医師も言っていました。
まとめ
全国のワーママさん本当にお疲れ様です。安心してください。もう十分一生懸命です。
子供たちの前で笑顔になることだけを一番に考えて仕事をしています。
仕事ばかりでなく、息抜きも忘れずにしています。息抜きの旅行はなるべく豪華にしたり。仕事していることがデメリットばかりとは思えません。
私も、もう毎日大変すぎますが、それでも毎日楽しいです。
上記のことを全部試してもつらくなった場合は私は仕事を辞めようと思います。辞めたら、そのあとはパートですかね…。
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