先取り学習は意味がない?塾講師からみたデメリット

先取り教育には賛否両論があり、知育に悩む親にとっては大変悩ましいところです。

女医
女医

実際、医大生は先取り教育をしていたのか、していなかったのか、この辺りも含めて

書いていきますね。

この記事は

先取り教育のデメリット

先取り教育のメリット

についてまとめました。

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進学予備校の国語の先生

塾名などは伏せますが、皆さん一度は聞いたことがあるような、超大手予備校の国語の先生とお話する機会がありまして、とてもよいお話でしたので、シェアしたいと思います。

先取り学習はすべきなのか

結論からすると、無理な先取り学習はすべきではない!!です。

この予備校は進度が早く、まさに【THE★先取教育】みたいな塾です。

そこに務めてらっしゃる先生のお言葉が…

先取り教育はするな。

いやいや( ^ω^)・・・どの口がいうか・・と思いました。

先取り学習する子は…

国語の講師の先生が言いたいことは、先取りできる子だからといって必ずしも賢い子ではない!といいたいのでした。

女医
女医

いやいや、賢いから先取りができるんじゃないか!!!!!

塾講師
塾講師

そうであるなら、塾で先取りしていた子、全員が受験に合格してないのはおかしい。

子供の性格を無視して、親のエゴが一人歩きしている。

「今の中学受験は“バブル”」「先取り学習が大学受験に有利なはずがない」ベテラン塾講師が明かす「中学受験に熱中しすぎる親子の危うさ」

私の実感では実際に先取り学習についていけている子は、学年の上位2割程度だと思います。全員がそうだとは言いませんが、うちの塾の中高一貫校の生徒たちを見ていると、目がよどんでいたり、疲れ切っている子が多いです。 ~中略~

子供たちは早すぎる進度に疲弊し、本来の力が発揮できなくなることが多いのです。

文集オンラインより引用

先取り学習の最大の問題点

無理な先取り学習は、子供に大切な好奇心を失ってしまう。

無理な先取り教育をすると、子供が疲弊し、学ぶことそのものに興味がなく、人の話が聞けない子になってしまう可能性があるのだそうです。

医大生は先取り学習経験者!? 

私もリサーチして驚いたのですが、そこには明確になったことがありました。

まず、下のグラフをみてください。

総合病院に勤務で研修医の先生から、上は80歳ぐらいまでたくさんの医師がいるのが総合病院の魅力ですよね(*’ω’*) 35歳以下の10人(医師は35以下はまだまだ若手扱いされることが多いので悪しからず…。)35歳以上の医師10人に聞いてみました。

女医
女医

明らかに、若手の子の方が先取りする傾向に傾いています!!!

これは、過熱する中学受験の傾向と関係があるような気がします…。

先取り学習を否定する理由

塾講師
塾講師

親はともかく…先取りする意義を子供は理解しているのかい??

この先生が言いたいのは、無理な先取り教育をしてしまうと、いつか頭打ちがきて、勉強はただの強制でやらされるつまたないものになってしまうと言いたいのでした。

(もちろんみんながみんなそうなりますよ!とかそういうことは言っていませんよ。あくまで、中には頭打ちしてしまう子がいるよ。という意味だと思います。)

小学校高学年になると好成績は2パターンにわかれる

小学校低学年までは、先取り教育すると点数は取れるので、成績はよい傾向にあるそうです。ただ、高学年になり、勉強が難化してくるとそういう訳にもいきません。塾講師の先生によると、好成績は好成績でも、2つのパターンにわかれるそうです。 

1・言われるがままに先取してきた子

2・好奇心が旺盛な子

この2パターンを比べると圧倒的に後者の方が、成績upにつながるのだとか。

好奇心旺盛な子が成績爆上がりする理由

好奇心旺盛な子は【関連させる力が強く、人の話をよく聞く】らしいのです。まあ、人の話をよく聞く子が成績が伸びやすいのは何となく理解できます。関連力の意味は分からなかったので後述します。逆に考えると、【先取りしている子は成績が伸びにくい】になります。

その理由を聞いてみました。

今どき、先取りしていない子の方が少数派ですし、なぜ先取りが成績伸びないんですか?
勉強の目的が、本来の意味と変わってしまっていて、【関連力】がなくなっていることが多いからじゃ。

塾講師のいう関連力とは?

関連力とは、例えば、料理が良い例だそうです。料理が知育に良い影響を与えるのは何となく聞いたことがありますが、関連力のある子は、料理するにも、算数、国語、社会、理科すべてを学びとるのだとか。

〇レシピを見ながら、全体の把握と考察する力を養う。 ⇔ 国語

〇分量を量ったり、取り分け方を学ぶ。 ⇔ 算数

〇焼くときは化学反応を起こしてホットケーキが膨らむことを学ぶ。 ⇔ 理科

〇砂糖や小麦粉、卵…物価高など、一つ一つの事柄には歴史や背景があることを知る。 ⇔ 社会

関連力を鍛えるためにはどうしたら?

もうそのまま聞いてみました。【関連力を鍛えるにはどうしたらよいでしょうか。】

先生のお答えは、

子どもで好奇心がない子はいない。子供の話をよく聞いて、そこから関連力を鍛えるようにすればよいです。

う~ん、佐藤ママが聞いたら、いい感じの討論を展開しそうな予感ですね。

先取り学習のメリット

先取り教育のメリットについて先ほどリサーチに協力してくださった先生方に聞いてみました。 

まとめると、

1.先取り学習していたことで、授業についていけていた。

2.先取り学習していて、テストの点数がよかったために自分は勉強が得意だと思えた。

3.得意・不得意がわかっていたので、自己分析ができた

女医家の先取り学習

こんなに先取り学習を否定するような記事を書いておきながら。我が家も全くなにもしないのは不安です。先ほども上げた通り最近の子供たちは何かしら先取り教育をしているのです。

女医が考える最低限の先取りについて記事にしてあります。 

また我が子はモコモコゼミを利用しているため、足し算(2桁+2桁)、引き算、掛け算、割り算まではできるようになっております。 

まとめ

大前提として、塾講師の先生は先取りを全否定はしていませんよ。先取り教育していた子はみんな好奇心がない!ってことになってしまいますから。そうではないです。あくまで、子供の興味関心に反しての先取りはいけないと言っているのです。子供は基本的に親が喜ぶ顔を見たいので、先取りを頑張ってしまう子もいるんだ!と言いたいのだと思います。

先取りするなら、勉強本来の意味…要は良い点数を取るだけが勉強ではないことを理解しながら先取り学習するのがよいとのこと。

私はまず、子供の話をよく聞いて、好奇心のヒントとなる会話を見つけることにしたのでした。

具体的に関連力を鍛えるにはどうしたらよいのでしょうか。次の記事に続きます。

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